YOKOHAMA MOTOMACHI CraftsmanshipStreets

特集 美味しい夏。

Trattoria NOTO

シチリアのNOTOという街で
出会ったイワシのパスタに一目惚れして。

 はじめは北イタリアに行ったのですが、旅先のシチリアでたまたま入ったお店のパスタの美味しさに衝撃を受けて、その場で頼み込んで3年ほど修行しました。シチリアは、イタリアの長靴の先にある島。その時暮らした街の名前が「NOTO(ノート)」です。新鮮ないわしを焼いて、松の実や、レーズン、ウイキョウなどをトッピング。素材の持ち味を最大限に引き出す、NOTOの街の伝統的な料理を日本で提供していきたいという思いから昨年、ここ元町にオープンさせていただきました。
 魚は、川崎の北部市場から毎日新鮮なものを仕入れています。今が旬のいわし料理を心ゆくまでご堪能ください。

●NOTE:既製品は一切使わずにすべてを手作りするというこだわりから、定休日は仕込みでほぼ終わってしまうとか。パスタは乾麺と手打ちの生麺を用途で使い分け。一見、強面風ですが話し出すと優しく、可愛らしい笑顔がこぼれる。

写真中央が阿部シェフのターニングポイントになった「いわしのパスタ」2,000円。
ディナータイムのみの提供です。重めの白ワインか、軽めの赤ワインとともに。

Chef阿部 友佑

Trattoria NOTO

横浜市中区元町4-161-8
営業時間:11:30〜23:00
定休日:火曜日
電話番号:045-264-8099

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ビストロ エルエラ

オープンテラスもある開放的な空間で
本格的な元町フレンチをカジュアルに。

 夏のおすすめ前菜は、ハモの湯引き。クリードトマトのソース(トマトのタネを抜いて塩をして一晩おき、脱水して荒ごししたもの)を骨切りしたハモに合わせます。グリルで焼いた新じゃが、ズッキーニ、オクラを添えたら赤ワインビネガーを少々。
 もう一品はカツオのタタキ。アニス、シナモン、黒胡椒、クローブなどの香辛料を練り込んで焼いたパンデビスを砕いたものと、ブラックオリーブのパウダーをカツオのタタキにトッピングしました。カツオの下には火を入れた長ネギ。シェリービネガーのジュレの輝きもお楽しみください。

●NOTE:通りに面したテラスは街の顔の一部。先代のシェフが6年、自分の代になって20年という鵜島シェフは『フードフェア』も初期の頃から参加。今年はどんなメニューが登場するのか?今から待ち遠しい。



ハモの湯引き1,800円、カツオのたたき1,800円。
いずれもこの時期ならではの夏メニュー。冷えたスパークリングワインとともにどうぞ。

Chef鵜島 研二

ビストロ エルエラ

横浜市中区元町3-132 ジョイ元町102
営業時間:11:00〜22:00
定休日:火曜日
電話番号:045-212-3581

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LuCa Side deli & Restaurant

手作りと無添加にこだわったイタリアン。
塩とダシには徹底してこだわります。

 添加物は一切使わず、ソース、ドレッシング、マヨネーズなど、ほとんどを手作り。野菜の皮などは捨てずにとっておいてダシにする。これが一番美味しいです。旨味のもとのアミノ酸は、昆布を。ときにはしょうゆや、コメ酢も使います。日本の食材や調味料はイタリアンと相性がいいですね。塩もさまざまな種類を使いわけています。いろんな塩がありますから。
 ランチではさつまいも(紅はるか)の冷製ポタージュからスタート。野菜本来の甘味を味わってください。前菜は3種盛り。ローストビーフのサラダ、野菜たっぷりのフリッタータ、生ハムをのせたメロン。トマトベースの冷製パスタは色鮮やかなカポナータ(野菜のトマト煮)をベースにして、ビネガー効かせて夏にふさわしくさっぱりと仕上げました。バケットやコーヒーもついて、お得な平日メニューです。
 また、ご自身で釣ったお魚の持ち込みも対応しています。お魚をお持ちいただく場合は、予め電話やメールでお問い合わせください。

●NOTE:汐汲坂をすこし登った左側、ピンクの壁が目印。金岡シェフのトレードマークはきれいに手入れされた鮮やかな赤い髪。麦わら帽子が似合いそう。片腕を務める奥様は現役の美容師ということで納得。テイクアウトのデリも充実なので、ご自宅でもLuCaを満喫できます。

一番人気のLuCaランチ1,870円。(平日のみ)パスタまたはリゾットが選べます。
ドリンクはコーヒー、紅茶、ウーロン茶の中から。

スタッフ金岡 早織 Chef 金岡 志燮

LuCa Side deli & Restaurant

横浜市中区元町3-145 グランメール元町
営業時間:11:00〜15:00 17:00〜22:00
定休日:毎週水曜日と2日(不定期)
電話番号:090-1231-4471

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BumbleBee Cafe&Bar

美味しいものと、音楽と。
元町の『ジョンジョン』をつくりたい。

 伊勢佐木町の『ジョンジョン』でスタッフを長い間やっていました。その縁で当時からのお客様やミュージシャンの方達が今もきてくださいます。看板メニューは『ジョンジョン』で、私がよく作っていた牛タンのビール煮です。硬いタン先も圧力鍋にハイネケンを入れて煮込むと驚くほど柔らかくなります。タン先が入荷したタイミングでないとつくれないので、見かけたときにはぜひ召し上がっていただきたい一皿です。またこの季節のおすすめは、夏野菜の焼き浸し。グリルで焼いて白だしに漬け込んだ、シンプルなお料理。冷たい旬野菜で、ビールが進むこと間違いなし。
 居心地が良くて、楽しくて、落ち着ける地元に愛される場所をつくるのが子どもの頃からの夢でした。BumbleBeeは「マルハナバチ」というまん丸の愛らしいハチの名前で、お店のロゴも私がマルハナバチのシルエットで描かれています。でも最初のネーミングのきっかけは映画トランスフォーマーのキャラクターなんですよ。いろんな意味があってもいいじゃないですか。

●NOTE:中華街の煙草屋の家に生まれたみづかさん。嫌煙志向の世の中だからこそ全席喫煙OKな店があってもいいですよね、と笑顔で語る。店内で不定期で開催されるジャズやロック、ブルースなどの投げ銭ライブはインスタでチェック。

自家製赤紫蘇ジュースを使ったカクテルも人気。もちろんノンアルでも楽しめます。
夏野菜焼き浸し770円、牛タンのビール煮990円、赤紫蘇カクテル880円〜。

店主関本みづか

BumbleBee Cafe&Bar

横浜市中区元町3-141 2F
営業時間:平日15:00〜22:00 土日祝12:00〜22:00
定休日:月曜日
電話番号:045-517-1924

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