特集 カワイイを探して。
rublanc(ルブラン)
小さなスイーツが心を動かす場所でありたい。
「小さくて、カワイイ」をテーマにお店をつくっています。仲の良い兄妹。ずっと一緒にいて、ケンカすることはないんですか?と聞くと店長の中山恒成さん(兄)は「ないですね」と即答。19歳のパティシエの紋萌さん(妹)は2023年の「スイーツ甲子園」で優勝した実力派。そんなふたりをマネジメントするのは高濱さくらさん。笑顔の眩しい3人。rublancは3人のイメージカラー(rouge、brun、blanc)を混ぜ合わせ、ピンク、ベージュをお店のテーマカラーにしました。名前の由来はその3人のイメージカラーを組み合わせた造語だとか。
コーヒーは自家焙煎というこだわりよう。スイーツはサイズを小さめにして、ちょっとだけ甘いものを食べたい時はもちろん、すこしづつ、色々な種類をたくさん楽しみたい時にもぴったり。日常の中にある「ちょっと嬉しい」を届けながら、小さくて大きな町おこしの拠点にしたいと、夢は大きい。
●NOTE:2階の奥の引き戸の奥は隠れ家のようなバーコーナーが。カワイイだけじゃない、ちょっと大人びた空間も。

マンゴーミルク、カフェラテはいずれも730円、ホットコーヒー680円。アフタヌーンティーは、お一人様3,000円。


じざいや
紬、木綿に特化したセレクトショップ。
和服を難しいもの、敷居の高いものと考えていませんか。じざいやでは着物の中でも紬、木綿を取り扱います。日常のなかで気軽に着物を楽しんでいただけるように。昔は子供だって一人で着られたもの。着付けは決して難しいものではありません。例えば家にお母様の着物があったら一度持って遊びにいらして下さい、お教えしますよ、と言われると、いつの間にかその気になってしまう。
よく笑う。よく話す。新しいものも、すぐに取り入れる軽いフットワークで「パソコン通信」の時代から店のホームページづくりやブログも着手してきた。次から次へと浮かぶアイデアを形にしていく。オリジナルのデザインの商品が次々生まれる。自身も飼っている犬や猫のモチーフも多い。お客様に合わせてデザインすることも。せっかくお金を出して買うんですから他にないものにしてあげたい、という。洋装にも使える可愛らしい小物も多数。
●NOTE:2001年に南区の阪東橋から始まって中区の野毛へ移転、2006年からは元町(3丁目)へ。2020年に現在の汐汲坂へ。根強いファンに支えられて現在に至る。

じざいやは、外商も展示会もしていません。経費をかけない分だけお求めやすい価格
で提供できるとのこと。


BLANKET DONUTS横浜元町
モチモチのドーナッツをテイクアウトしてSo good!!
テキサスの田舎街で誕生したクラフトドーナツ。生ドーナッツとは違う、クラシックスタイル。「クラフトマンシップストリート」によく似合うスイーツだ。一日限定300個。無くなり次第終了なのでできるだけ早めの来店がおすすめ。もともとスイーツやパンが大好きだった府川さん。ブランケットドーナッツの日本一号店、倉敷まで足を運んで工場見学もした。大手の量産のドーナッツは夏場でも溶けないようにグレース(ドーナッツをコーティングするシロップ)に植物性の油を使用していることを知る。余計なものを一切使用しない。素材は国産、揚げる油は米油。そんな味や製法に惚れ込んだ。
夏場は溶けやすいのでテイクアウトしたら冷蔵庫へで冷やしてください。召し上がる時に電子レンジで5〜10秒(500w)。ふわっと復活します。また、中にカスタードの入ったクリームドーナッツはトースターで軽く焼くと美味しいですよ、と教えてくれた。

店長の推しはクラシック・グレーズ(290円)。期間限定だったアールグレイも定番化予定。土日ならチョコレート+マシュマロ+ナッツの「スモア」を狙ってみて。
●NOTE:ドーナッツファンなら、この夏1枚ほしい。バックプリントも可愛いコットン100%のTシャツは3,500円。


MiRie
大人の女性のためのセレクトショップ。
代官坂をすこし登った左手、赤い旗と青い壁のドアを開ける。洋服、バック、帽子、ジュエリーなどが並ぶMiRieがある。『Mi』は日本語の「美」そして、英語の「Me」『Rie』 スペイン語で「笑う」。熊田さんは美しく笑う。「エレガンスとは、決して色褪せない美しさなのです」オードリー・ヘップバーンの名言。
ベルギーで7年間アクセサリー制作を基礎から学び、帰国後にFiore di Pesca(フィオーレ・ディ・ぺスカ)を立ち上げた。ブランド名は、イタリア語で<桃の花>。二人の娘、桃子と花子の成長とともにブランドも成長していきたいそんな想い込が込められている。現在はオトナ可愛い女性のためのアクセサリーを制作販売。ヨーロッパマダムの着こなしから学んだ『エレガントカジュアル』なスタイルを発信中。

クロシェはフランス語でかぎ針編みの意味。中世ヨーロッパのレース網の技法。ガラスパールやキャッツアイ、貝、ウッドなど様々な素材で編みあげている。
●NOTE:一見、華やかでボリューム感がたっぷりあるのに、つけてみると驚くほど軽い。留め具部分にはマグネットを使用しているため着脱も簡単。ネックレスとブレスレットで揃えるのも楽しい。




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face No.41(令和7年6月冬)[PDF]